卒検解説<会計編③>
第一回はこちら 第二回はこちら 何回連続出すのやらわからない繰延資産の問題。10億かけて開業したいけど、初年度だけ財務上の見かけが悪くなってしまう。こうなってしまうと、投資家の目線も株価も心配。。といったときに使えるのが「繰延資産」という項目(という認識なんですけど実際どうなんでしょうか)。以下の5項目が該当。 前半の選択肢4つがすべて繰延資産であるため答えは⑤。 これも前半の選択肢4つがすべて資産に該当するため答えは⑤。建設仮勘定については、一見に資産に見えないが、①工事の完成までにかかるお金をいったん集計しておく②工事完了時に整理するという手続きを踏めるように使うものであり、実務の都合上資産科目になっている。 方法は4つ この内「商品仕入れ時に支払い単価を個別に把握し、商品払い出しの都度に一個ずつの支払い単価を確認する」のはどう考えても個別法であるので答えは④。問題に「個別」と書いてあるのに間違える人はいるのだろうか。。。とりあえず、後入先出法が2010年に採用NGになったことが問題に出されることがありそうのでそこは注意 評価方法は3グループに分けられる。 第1グループは、余ったお金を運用しているから本業にはあまり関係ない。したがって、いつでも売ってしまって構わないから時価で評価する。第2グループは、「子会社の株をいつでも売っていい」などと狂ったことはできないので、時価という要素があまり意味を持たない。したがって、取得原価で評価する。第3グループは、時価把握可能なものを振り分けているのだから、時価として考えて構わないだろう(あまりよろしくはないけど)。問題では、「取得原価」と「償却原価」で別れているが、(イ)は債権なので「償却」を充てる。したがって答えは① 試算表は転記の手続きが正確に行われたことを確かめるために、元帳のすべての勘定の金額を集めて、間違いがないか検証するものである。最終行にある借方と貸方の合計金額が違っていれば、転記をミスっているし、合計金額が等しければ転記はちゃんと出来ている。ただし見つけられるのは「計算上の間違い」であるため、②は試算表では見抜けない(反対に転記しても合計金額は変わらない)。答えは④ 連結情報については、金商法の枠と会社法の枠が存在する。金商法は投資者を守るのが趣旨であるから、その分情報量が多い。金商法の枠にのみ入るのが、①連結包括利益計算書と②連結キャッシュフロー計算書である。よって答えは③ ハブられていることを強調される重要性の原則が可哀想な問題。一般原則は7つ 重要性の原則がなぜ一般原則の外にあるのか、その正確な事情はわからないが、「一般原則の7つは厳格なルールであるのに対し、重要性の原則は『実務上めんどいやつは簡単なのでいいよ』というゆるいルール」だからとかそんな感じなんじゃないだろうか。。。 以前と少し計算結果が変わります。流動負債は大きな枠組として3つあり、その中に項目がいくつか入ってくる。 問題文のうち該当するのは、短期借入金、賞与引当金、買掛金、支払い手形なので、すべてを足して208。したがって答えは②。 何回連続出すのやらわからない繰延資産の問題ですが、問題の趣旨が変わりました。繰延資産の性質は といったものであり、支払い義務が不確定とした①は繰延資産の説明としては正しくない。したがって答えは① 修繕費の区分は となっている。単純な維持管理や一定額以下の支出は修繕費には入らない。とにかく、一過性のものではなく定期的な支出であることが条件となるので、答えは③。 第一回はこちら 第二回はこちら 1, 29年度第1回(11カリ)
注意!
問11:繰延資産についての問題 (正解⑤)
問12:資産についての問題 (正解⑤)
問13:払出単価の決定方法についての問題 (正解④)
問14:有価証券の評価方法 (正解①)
問15:試算表についての問題 (正解④)
問16:会社法の連結情報についての問題 (正解③)
問17:企業会計原則の一般原則についての問題(正解②)
問18:流動負債の計算問題 (答え②)
問19:繰延資産についての問題 (正解①)
問20:修繕費についての問題 (正解③)
卒検解説<会計編②>
第一回はこちら 第三回はこちら 借入金は「借金いくら返すの」という話であり、払うべき債務であるから「負債」。よって答えは③。 検索するといろいろな考え方があるが、財務会計講義では、考え方は①譲渡資産の簿価、②譲渡資産の時価、③受入資産の時価の3通りとした上で、「連続意見書第三」を引き合いに出し、『自己所有の有形資産と交換に有形固定資産を取得した場合には、譲渡資産の適正な簿価をもって取得原価とする』(財務諸表講義第19版、P170)としている。ここでは、「考えられないもの」を選ぶので答えは③。相手の簿記上の価格など、自分の価値尺度と違うのに、自分の簿記に採用してどうするんだという話だと思われる。 要は、簿記を支えるフレームの話である。 発生主義会計の基本原則は、 問題では、どれか一つがわかれば解けるという超お得問題。答えは②。 第一回にも登場した、いつもハブられている重要性の原則が可哀想な問題。一般原則は7つ 重要性の原則がなぜ一般原則の外にあるのか、その正確な事情はわからないが、「一般原則の7つは厳格なルールであるのに対し、重要性の原則は『実務上めんどいやつは簡単なのでいいよ』というゆるいルール」だからとかそんな感じなんじゃないだろうか。。。 10億かけて開業したいけど、初年度だけ財務上の見かけが悪くなってしまう。こうなってしまうと、投資家の目線も株価も心配。。といったときに使えるのが「繰延資産」という項目(という認識なんですけど実際どうなんでしょうか)。以下の5項目が該当。 試験研究費が繰延資産に入りそうな雰囲気があるが、確かに以前は許容されていた。しかし「研究開発費等に係る会計基準」により、支出時に費用処理するべきとされるようになった。試験・研究は、実際に現場に導入し利益を得る前段階である。繰延資産が、実際に利益を得られるかどうか、つまり、利益を具体化できるかどうかということに着目していることを考えれば、開発費と分けて考える必要があるということである。このように、今では許容されていない項目は他にもあり、社債発行差金、建設利息がそれにあたる。したがって答えは② 財務会計講義にはパッと見参考になる記述がなかったです。安全性の探り方は3通りあり、 とにかく、会社が借金ばっかりしてないかとか、いざというときにお金払えるのかといったこと着目するという、言われてみれば当たり前のはなし。これもどれか一つがわかれば解けるお得問題。答えは③ 無形固定資産は大きく分けて3つに分かれる 選択肢の①には「立法権」などとぶっ飛んだ選択肢があるが、こんなもの会社ごとに付与したら物騒である。選択肢の②は、開発費が繰延資産に入るため答えにならない。選択肢④の「領有権」は中学で習う「領土・領海・領空」、つまり、国レベルの話である。したがって答えは③。 第一回に引き続き登場。試算表は転記の手続きが正確に行われたことを確かめるために、元帳のすべての勘定の金額を集めて、間違いがないか検証するものである。最終行にある借方と貸方の合計金額が違っていれば、転記をミスっているし、合計金額が等しければ転記はちゃんと出来ている。ただし見つけられるのは「計算上の間違い」であるため、②は試算表では見抜けない(反対に転記しても合計金額は変わらない)。答えは④ 第一回に引き続き登場。平均と言っているから②か③に絞られるところまではいいのでそこから先の話。総平均法は、1ヶ月または1年度中の棚卸資産の取得原価の合計額をベースに考える。対して移動平均法は、棚卸資産を受け入れる都度、今ある在庫と合わせてベースを考える。前者が一夜漬け派、後者がコツコツ派。よって答えは③ 最後も第一回と同じ問題。流動負債は大きな枠組として3つあり、その中に項目がいくつか入ってくる。 問題文のうち該当するのは、短期借入金、賞与引当金、買掛金、支払い手形なので、すべてを足して240。したがって答えは④。1, 28年度第二回(11カリ)
注意!
問11:資産についての問題 (正解③)
問12:有形固定資産の交換についての問題 (正解③)
問13:発生主義会計についての問題 (正解②)
問14:企業会計原則の一般原則についての問題(正解②)
問15:繰延資産についての問題 (正解②)
問16:企業の安全性についての問題 (正解③)
問17:無形固定資産についての問題 (答え③)
問18:試算表についての問題 (答え④)
問19:払出単価の決定方法についての問題 (答え③)
問20:流動負債の計算問題 (答え④)
第一回はこちら
第三回はこちら
卒検解説<会計編>
第二回はこちら 第三回はこちら 10億かけて開業したいけど、初年度だけ財務上の見かけが悪くなってしまう。こうなってしまうと、投資家の目線も株価も心配。。といったときに使えるのが「繰延資産」という項目(という認識なんですけど実際どうなんでしょうか)。以下の5項目が該当。 この通り、スタートダッシュまたは加速を手助けする項目だけである。選択肢のうち前半4つはすべて繰延資産に該当するため、答えは⑤ 借入金は「借金いくら返すの」という話であり、払うべき債務であるから「負債」。よって答えは③。 問題文のままだが、簿記は「取引」を記録するためのものである。したがって、取引に該当しない③が答え 方法は4つ この内「商品仕入れ時に支払い単価を個別に把握し、商品払い出しの都度に一個ずつの支払い単価を確認する」のはどう考えても個別法であるので答えは④。問題に「個別」と書いてあるのに間違える人はいるのだろうか。。。とりあえず、後入先出法が2010年に採用NGになったことが問題に出されることがありそうのでそこは注意 評価方法は3グループに分けられる。 第1グループは、余ったお金を運用しているから本業にはあまり関係ない。したがって、いつでも売ってしまって構わないから時価で評価する。第2グループは、「子会社の株をいつでも売っていい」などと狂ったことはできないので、時価という要素があまり意味を持たない。したがって、取得原価で評価する。第3グループは、時価把握可能なものを振り分けているのだから、時価として考えて構わないだろう(あまりよろしくはないけど)。問題では、「取得原価」と「償却原価」で別れているが、(イ)は債権なので「償却」を充てる。したがって答えは③ 試算表は転記の手続きが正確に行われたことを確かめるために、元帳のすべての勘定の金額を集めて、間違いがないか検証するものである。最終行にある借方と貸方の合計金額が違っていれば、転記をミスっているし、合計金額が等しければ転記はちゃんと出来ている。ただし見つけられるのは「計算上の間違い」であるため、②は試算表では見抜けない(反対に転記しても合計金額は変わらない)。答えは④ なぜ問14と離して出題したのだろう、、平均と言っているから②か③に絞られるところまではいいのでそこから先の話。総平均法は、1ヶ月または1年度中の棚卸資産の取得原価の合計額をベースに考える。対して移動平均法は、棚卸資産を受け入れる都度、今ある在庫と合わせてベースを考える。前者が一夜漬け派、後者がコツコツ派。よって答えは③ 連結情報については、金商法の枠と会社法の枠が存在する。金商法は投資者を守るのが趣旨であるから、その分情報量が多い。金商法の枠にのみ入るのが、①連結包括利益計算書と②連結キャッシュフロー計算書である。よって答えは③ いつもハブられている重要性の原則が可哀想な問題。一般原則は7つ 重要性の原則がなぜ一般原則の外にあるのか、その正確な事情はわからないが、「一般原則の7つは厳格なルールであるのに対し、重要性の原則は『実務上めんどいやつは簡単なのでいいよ』というゆるいルール」だからとかそんな感じなんじゃないだろうか。。。 流動負債は大きな枠組として3つあり、その中に項目がいくつか入ってくる。 問題文のうち該当するのは、短期借入金、賞与引当金、買掛金、支払い手形なので、すべてを足して240。したがって答えは④。1, 28年度第一回(11カリ)
注意!
問11:繰延資産についての問題 (正解⑤)
問12:資産についての問題 (正解③)
問13:簿記上の取引についての問題 (正解③)
問14:払出単価の決定方法についての問題 (正解④)
問15:有価証券の評価方法 (正解③)
問16:試算表についての問題 (正解④)
問17:払出単価の決定方法についての問題 (正解③)
問18:会社法の連結情報についての問題 (正解③)
問19:企業会計原則の一般原則についての問題 (正解②)
問20:流動負債の計算問題 (正解④)
第二回はこちら
第二回はこちら
第三回はこちら
学習と目次
目次を手を動かして整理するとやっぱり理解度が上がる気がしたのでポスト。
テスト前なので、一通りテキストに目を通さなきゃいけないのだけれども、目次を手書きで整理したりするのが面倒なので、ツリー構造を自動で生成してくれるサイトを使って整理してみた。
使ったのはこのサイト
(github使ったりする猛者にはまだなれなかったのでお手軽なもので、、)
使い方についてはこっち
ex) 労働法 (有斐閣ストゥディア 著 小畑史子、緒方桂子、竹内寿)
懲戒処分
├ 懲戒権の根拠の限界
│ ├ 企業秩序と懲戒
│ └ 懲戒権の限界
├ 懲戒処分の種類
│ ├ 譴責・戒告
│ ├ 減給
│ ├ 出勤停止
│ ├ 降格
│ ├ 懲戒解雇
│ └ 論旨解雇
├ 懲戒事由
│ ├ 経歴詐称
│ ├ 職務懈怠
│ ├ 業務命令違背
│ └ 職務規律違反
└ 懲戒権濫用法理
├ 労働契約法15条
├ 懲戒事由正当性
├ 処分の相当性
└ その他の制限
ほんとにこのツリーを一回書いて、章全体を俯瞰しつつ読み進めるだけで、理解するのが大変楽です。頭がいい人は脳内でできちゃうっぽい。うらやま。
同じ出典ですが、労働法の体系こんな感じでめっちゃめんどいです。
労働法
├ 労働契約のルールに関する法律
│ └ 労働契約法
├ 労働基準に関する法律
│ ├ 労働基準法
│ ├ 最低賃金法
│ ├ 労働安全衛生法
│ ├ 労働者災害補償保険法
│ ├ 男女雇用機会均等法
│ └ 育児・介護休業法
├ 労使関係に関する法律
│ ├ 労働組合法
│ └ 労働関係調整法
├ 労働市場に関する法律
│ ├ 雇用対策法
│ ├ 職業安定法
│ ├ 労働者派遣法
│ ├ 高年齢者雇用安定法
│ ├ 障害者雇用促進法
│ └ 雇用保険法
└ 紛争解決に関する法律
├ 労働審判法
└ 個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律
皆様試験がんばりましょう。。
プログラミング初心者がハッカソン型インターンに行った話
結論:一通り遊んだらハッカソンに必ず行け
超初心者がハッカソンに出るとこうなる。
・言っていることがよくわからない
・質問内容もよくわからない
・急に使ったこと無い言語で開発する
・寝れない(これは初心者じゃなくてもこうなるらしい)
・とりあえずできたことはUIデザインくらい(サーバー関連意味不)
・とにかく周りのレベルが高すぎて泣ける
反省も込めて時系列で振り返り
・インターン開始時の自分の状況
・XcodeでiOSサンプルアプリを作った程度。その他は正直ムリ。
・サーバーのことはよく知らん
・ビットコインで頭がいっぱい
・どんな状況だったか
今回は音楽アプリの作成。事前にどんなアプリかは通知された。ただし、打ち合わせとかはさすがにNG。何作るのかしらんがとりあえずiOSアプリならいけますって書いたし、Xcodeは毎日触ってとりあえずの準備していった。(といってもIBActionとかDelegatesをちょっこと理解した程度)
そして当日、再生方法とかの都合もあって急遽Webアプリに変更。早速詰みそう。とりあえず、「ゴリゴリ調べる」→「コピペ」→「動かす」→「直す」→「ゴリゴリ調べる」のループ。ただ意外と、html+CSSはその場しのぎでなんとかいける(htmlのdivごとにCSS割り当てるのとかも、なんとなく読んでたらわかった)
画面構成の話の最中。「2カラム?3カラム?」「ここフロートで」「いきなりだけどJS書ける?」「JQUERYで〜・・・」html等々書いたことないので全部呪文。「フロントやってもらおうと思うんだけど大丈夫??」って心配されたのも納得。そしてhtml書いたこと無いけどフロント担当とか言ってごめんなさい。
といいつつもなんやかんやで完成。デザインは自分の案がかなり反映されたのでビギナー大喜び。
・振り返ってみて
始めたてのころは、自分の書いたコードが実際に動いたり、競プロの問題が解けたり、そういうことで喜びを得てたんだけど、ただ、本当に、趣味ではなく仕事としてプログラミングするというときには、協同でなにかを作る経験がないと何もできないかもしんない。
ハッカソン型インターンは、自分と同じ世代の人と自分を相対評価する場なので、絶対に行ってください。お願いします。
〜例題で学ぶ統計学〜 比率の区間推定
標本分布を終えると、やっとこ統計らしい推定の章です。
無作為に選んだ250人の大学生について運転免許をもっているかどうかを調査したところ、90人がもっていた。信頼係数95%で、運転免許を持っている大学生の割合の信頼区間を求めよ。
解くこと自体はそれほど難しくないし、考え方も、正規分布をなんとなく理解していれば、そんなに難しくないです
〜解き方の流れ〜
この問題の解き方は2通りあります。
- 二次方程式を解く場合
- 近似計算をする場合
両方そんなに難しくないですが、後者のほうがよく使うので後者で解説。
〜解説〜
「標本比率、ここでは250人中、運転免許を持っている大学生の割合は、大きかったり小さかったりするけど、その分布は『免許もってる or 持ってない』の二項分布になりそう」というところから話がスタートします。250人中誰も持ってないってことは無さそうだし、かといって全員持ってるってこともなさそう・・・ということです。
全国の大学生から選り抜いた250人を頼りにして、全国の大学生で免許を持っているのはだいたい何割なのか調べてみましょう。
まず、最終的なゴールは、「免許を持ってる割合がどの範囲に収まるか」。つまり、
という状態がゴールになります。
250人中、運転免許を持っている大学生の割合(標本比率)についての二項分布を正規分布に近似させて、式を変形して作ります。そのため、
という手順になります。
1,二項分布から正規分布に近似
という値が二項分布するとき、
になることを用いてちょっと考えます。このを
、つまり、「250人中90人が免許を持ってる」という標本比率の話に置き換えます。一次変換すると、
この式の意味するところは、
「人中
人が免許を持っている確率は、平均値
、分散
で正規分布する」ということになります。
言い方を変えてみます。
標本をいっぱい集めてくると、免許を持ってる人の割合の期待値は、大学生全体での割合
に等しくなるはずです。このことを数式で示してみます。
分散についても、
となります。
つまり、「免許を持ってる人の割合」の期待値(平均)と分散は、それぞれ
になります。つまり、標本比率は
で近似することができます。
これを標準化して、式を変形していけば、ゴールに辿りつけそうです。
2,正規分布を標準化
標準化については説明を省きます。
その代わり、信頼区間について少し説明します。
信頼区間は、「値がその区間にあることが信頼できる」ような区間
信頼係数は、「その区間にあることが信頼できる確率」です。
つまり、「信頼係数95%である信頼区間を求める」ということは、
「その区間にいる確率が95%になるような区間のはじっこを決めてくれ」
ということです。
標準正規分布では、
:信頼係数90%の場合のはじっこ
:信頼係数95%の場合のはじっこ
:信頼係数99%の場合のはじっこ
となります。(テストのときは覚えましょう!)
これを当てはめます
あとはここから式変形をしていきます。
3 式変形して近似計算
近似計算でやります。
先程の式を、不等式の真ん中に来るように変形します。
これで、真ん中をにした状態で不等式ができました。
でも、これだと両端にもがあって計算できそうにないです。
そこで、を
で近似しちゃいます。
これでも値はそんなにずれないので問題なし!
より
という式になります
を代入します。テストではここから事故るので慎重に
これで答えがでました。
「大学生が免許を持ってる割合が、約30%〜約42%になる確率は95%」みたいです。